グラドゥス・アド・パルナッスム博士

ドビュッシーの「子供の領分」という6曲からなる組曲の中に
「グラドゥス・アド・パルナッスム博士」という曲があります。
華やかでととても難しそうに聴こえる曲です(^o^)

でも曲の感じからは
「⚪︎⚪︎博士」なんていう曲名がついてるとはとても思えない曲なんですよねぇ。

私には「宇宙の世界」のような感じに聴こえるので
天文学者なのかなぁ〜
サンタクロースみたいなヒゲが生えてるんでしょ。きっと。
なんて思っていました(^^;;

気になるんだったら
「グラドゥス・アド・パルナッスム博士とは?」
と検索したらいい話でしょ。
なのですが、この長い名前をうつのが面倒でほうってありました。

そんな話をレッスンについてきてくださってるお父様にお話したら
レッスンの間に検索して下さってました^o^

実はこんな博士はいなかったんです^_^;

「パルナッス」というのは
ギリシャ神話の中で1番高い山の名前で

「グラドゥス・アド・パルナッスム」
を直訳すると
「パルナッス山に登る階段」になるそうです。

「グラドゥス・アド・パルナッスム」という曲は
もともとはクレメンティーが作曲した100曲からなるピアノ練習曲集で、
当時この曲集が弾けたらどんな難しい曲も弾けると言われていて、
ピアノの道を極めたいなら、
一歩一歩、パルナッス山の頂上を目指すように
コツコツ練習しましょう。
という意味だったようです。

「博士」というのはその練習曲を練習する子供の事で、

ドビュッシーは
その練習曲を嫌々練習する子供の情景
を曲にしました。

どうりで、
途中疲れたのか、おそ〜くなったり
最後は速く弾いて終わっちゃえー!
みたいな印象を受けます(^^;;

とてもいい曲ですよ‼︎
弾いてみたくなりましたか?
1000時間練習したキャリアがある生徒さんはきっと弾けますよ☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

This entry was posted in ピアノ. Bookmark the permalink.

Comments are closed.