発表会の最後の挨拶

実は私は人前で話すことが苦手です:;(∩´﹏`∩);:
早口だし、ピアノの演奏もそうですが、緊張するとどんどん早くなってパニックになります(T . T)

自分の挨拶が記録に残るのが絶対に嫌なので
発表会を自分の子以外撮影不可にしたというのもあります(T ^ T)

なので発表会の最後の挨拶、
毎年定型文でお願いしたいところです(´・ω・`)が

みなさん楽しみにしてくださってるそうで…
うれしいけど本当にプレッシャー(T_T)

今年は聞けなかったのでもう一度聞きたいですとか言ってくださる方がいたので

文で残す事にしました。

以下挨拶です
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本日はお忙しい中発表会にお越しいただきありがとうございました。今年もコロナ禍の中、残念ながら欠席となってしまった生徒さんもいらっしゃいましたが、
無事発表会を開催できたことを感謝しています。
うちの教室の発表会も今年12年目を迎えることとなり、小さい頃からずっと習いに来られていた生徒さんが、大学生になるのを見送ることができました。

ピアノが上手に弾ける生徒さんは、たいていお勉強もよくできる傾向にあって、
うちの教室の生徒さんたちは、ピアノの道に進もうと思えば進めるくらい上手な子もいるのですが、悲しいかな例外なくお勉強もよくできるので、だいたい中学生になるタイミングや受験生になるタイミングでおけいこをやめられる方が多く、高校生になっても続けられるという生徒さんほとんどいませんでした。

でも、今年大学生になられたその生徒さんは、中3の受験生になるタイミングや高校生の時には「ピアノを続けていても大丈夫?」と何度も聞いたのですが、「やめるつもりはありません」と言って、高3の4月まで習いに来てくれました。

そしてその子が辞める時に私にお手紙をくれたのですが、その中には
「私の人生は、ピアノなしでは成り立ってきませんでした。
私の中で、ピアノとは「練習しなければならない」と言うものではなく「弾きたい」と思うものであって、
心から楽しめる、自分を解放できるものでした。
これからの人生ずっとピアノを弾き続けていきたいです。」
と書かれていました。

私は、それを読んだ時、
私がピアノを教え始めたころ、
音楽の道に進む進まないにかかわらず、ピアノが大好きで、音楽が生涯の友となるような生徒さんを育てたいと思っていたことを思い出し、まさにそんな子に成長してくれたことをとてもうれしく思いました。

その子は小学校6年生の時、突然お母さんを亡くされた生徒さんでした。それ以来、私はその子のことを自分の娘のように心配しながら見守ってきました。おせっかいにも、勉強や進路についても「塾には絶対行った方が良い」とか「推薦がもらえるのであればもらった方が良い」などといろいろ口出しをしていたのですが、その子は自分に厳しく、小、中、高校と1度も塾に行くこともなく、推薦をもらうのはずるい気がするなどと言って、推薦の権利も放棄してしまったので、「そんな大事な事を人に譲っている場合ではないよ」ととても心配していたのですが、この春、無事に第一志望の京都の国立大学に合格されたと言う連絡をもらいました。

そして今年はちょうど、今の場所で本格的にお経室を始めた頃、小学校1年生だった子たちが中3になります。
小さい頃から8年間もその子たちの成長を見てきているので、その子たちが卒業してしまうことになったら寂しくなるなと心の準備をしていたのですが、「良い息抜きになるから、新しい曲に挑戦するとかではなくて、今まで弾いてきた中の好きな曲を弾いたりして続けたい」とか
「ピアノ好きなので、どうなるかわからないですけどとりあえず続けます」とか
「一旦お休みしますが、また戻ってきたい」などと言ってくれて、
ピアノを好きになってくれたという事にとてもうれしい気持ちになりました。

今まだ小さい生徒さんたちは、ピアノが楽しいとか好きと言う気持ちより、練習がめんどくさいと思う事の方が多いかもしれませんが、「継続は力なり」で、毎日コツコツ練習を続けていけば、きっと高学年のお兄さんお姉さんのように上手に弾けるようになりますし、上手に弾けるようになったら楽しいと思えるように、そしてピアノが弾けるということが自分の自信にもなると思います。それまで頑張って続けていってほしいと思います。

今回は夫が不在のため、ちゃんと開催できるか不安でしたが、保護者の皆様が、いろいろ細かいところまで気づいて協力してくださったおかげで、夫がいなくても全然大丈夫だということがわかりました。ありがとうございました。

また来年も皆様の成長を見れるのを楽しみにしております。

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もう今から来年のための案をねっておいたほうが良さそう(-。-;

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