練習があまりできてない時、生徒のみなさんはいろんな様子で教室に来られます(^◇^;)
事前にお母さんから「今日はあまり練習できてないみたいなのでよろしくお願いします」とメールがあったり…
レッスンの直前にあわてて練習して泣いちゃったのかな?ヽ(´o`;って顔をしていたり…
こんにちはの時はいつも通りだったけど、レッスン中に弾けなくてウルウルしちゃったり…
お子さんが練習してないのを見て、お母さんの顔がだんだん怖くなってきたり(^◇^;)
私はそりゃ練習してきてほしいとは思ってますd(^_^o)でもいつも100点満点じゃなくてもいいと思ってます。私だってものすごく気合を入れて食事の準備をする時もあれば、近所のスーパーでパックのお寿司を買ってきておわり~って日もありますしね。
だから私は「もっと練習してきてー」って心の中では思ってても、「練習したらすごく上手になりそうな感じがするよ~(^з^)-☆」くらいしか言いません。
特にお母さんが一緒に来てくれている生徒さんのところは、私がなーんにも言わなくても、おうちでどんなやりとりがあったのかわかりませんが…^_^;次のレッスンの時には「 わー!よく頑張ったねぇ!」って感じでレッスンに来てくれます(^_^)v(「しごいてしまいました。すみません。」と言われるお母さんも…どこも一緒です⁉︎うちもそうでした。)
ずっと練習しないでレッスンに来るのが続いている生徒さんでお母さんが来られていない生徒さんにはこんな風に話します。
私「1曲宿題が出て、それが合格するまで、通算すると何回弾くと思う?」
生徒さん「うーん(´・_・`)」
私「その回数って、みんな同じくらいだと思うの。みんな1曲につき150回から200回は弾かないと合格できないと思う!
その200回に到達するまでに何日かけるかなの。
1日10回練習するとして…
毎日練習したら20日間、
1週間に3回しか練習しなかったら7週間って事は1ヶ月以上かかるよね。
もし、ここでしか練習しないとしたら、20週間、5ヶ月かかるんだよー。
だからピアノが上手かそうでないかの差は、能力の差じゃなくて、200回に到達するまでの時間の差、ようは練習量なのよ!
だから◯◯ちゃんは練習したら弾けるんだから、毎日10回とは言わないけど、毎日弾く習慣つけよう!
じゃないと、レッスンが練習の時間になっちゃうよ。
練習なら私がいなくてもおうちでできるし、レッスンではそれ以上の事したいなぁ〜って思うし、練習の場を提供してもらうだけにお金払うなんてもったいないじゃない」
こんな感じです。
反応は様々。これで練習してくる子もいれば、練習しないままの子もいます。
でも音楽との向き合い方って人それぞれだと思うんです。
家での練習は嫌だけど、レッスンに来る事が楽しい!レッスンの時に真剣に練習してちょっとずつでも弾けるようになるのがうれしい! そういうピアノの向き合い方もあるよね。
おうちでママに怒られながら大変な思いで練習を頑張る子。(まさに数年前のうちの娘)でも確実に上達してる。ピアノが上手になった事がうれしい。先生に褒められてうれしい。 昔のうちを見ているようで止めようかとも思うんですけど…いつかお母さんに感謝する時が来るんじゃないかな。と思ってます。私がそうだったから。(うちの娘が私に感謝する日が来るかはまだわかりません^_^;)
おうちで泣きながら練習を頑張ってる子。それを見たお母さんがどうしましょう?って私にメールをくれたり…
どうやったら弾いたらいいのっ?ってレッスンの日じゃないのに雨の中楽譜片手に来る子。
いろんな生徒さんがいるけど、みんなにピアノを好きでいてほしい!練習できない時があってもいいのよ。楽しいことばかりじゃないけど、真剣にピアノに向き合ってる生徒さんの姿が大好きです!そして欲を言えばやっぱりうまくなってほしいです(*^_^*)
でもやらないでほしい事…。
それは、私が出した宿題のしるし(ここまで両手とかここまで譜読みって 』 と日付けを書くよね)を練習していないからって消してしまう事…
練習しないで行くのがプレッシャーだったのかな
私が練習してないと怒るかもって思ったのかな
練習をしていない時に宿題のしるしを消してしまう子がいました。
私は練習してない事は怒りません。
でも宿題のしるしを消す事は、このまま放っておいたら私と生徒さんの信頼関係もなくなってしまうし、気づかないふりをしていたらいけないと思い、怒りました。
私が生徒さんに怒ったのはピアノ教室を始めて以来、7年間で初めてだったと思います。
その後、その子のお母さんからピアノをやめさせますとメールが来ました。
残念ですが、他にどうすればよかったのかわかりません。
だから磯貝ピアノ教室の生徒のみなさんにお願いです。
練習してない時はそれでもいいから、怒らないし、宿題を消さないで、堂々と笑顔でレッスンに来て下さいね。