今日は中学3年生のMちゃんの最後のレッスンの日でした。
受験生のMちゃん、夏休みは毎日吹奏楽の練習と塾の夏期講習があって大忙しなんです。
「ピアノ続けたいけど、夏休みになったら来れる時間がなくってどうしよう」って言っていて…
私はMちゃんが、中学になる時も、中2に進級する時も、中3に進級する時も、「もう卒業しちゃうかもな。」って覚悟を決めていました。
だから「私はMちゃんがいつ卒業しても心の準備はできてるから大丈夫。私に気を使ってくれなくていいからMちゃんがいいようにしてね(何だか変な会話ですが)」って話して卒業の日を今日に決めました。
Mちゃんと出会ったのはMちゃんが5年生の時。5年生で本当に初めてピアノを習い始めました。
ピアノって遅くても小学1年生くらいから習い始める子が多くて、5年生からくる子は初めてで、どう教えたらいいかなぁって悩んだりもしたっけ(*^_^*)
Mちゃんはバリバリのテクニックがあるとかではなかったけれど、自分がやりたくて始めたピアノだったから、音楽が好きなんだなぁっていうのが伝わってきて、聴いてる私が幸せをもらえるようなステキな演奏をする子でした。
発表会の時も、直前まで「暗譜ができないー」って困ってて、「楽譜見てもいいよ」って言ったんだけど、本番は暗譜で、音を忘れる事もなく、歌心のある、大人の魅力のある演奏をしてくれました。
いつもニコニコしてて、礼儀正しくて、「こんな子がお嫁さんに来て欲しいなぁ」なんて思っちゃうくらいいい子で…
覚悟を決めてたはずが最後の出席簿にシールをはって、「またね。受験頑張ってね。」って言おうと思ったら涙が出てきて止まらなくなってしまいました。
だから気持ちを整理しようとピアノの部屋にこもってブログを書いてます。
Mちゃん、4年間いつも笑顔で来てくれて、たくさん元気をくれてありがとう。また顔を見せに来てね!